最近、仮説思考、論点思考のようなビジネス参考書を読んでいるとビジネスの決定のスピードが以前より早くなってきているという文章をよく見かける。
それがなぜ?という理由についてまで述べている記事を見当けなかったので少し考えてみた。
最近早くなったとはつまり昔は今より遅い手法が一般的だったわけだ。それで昔と今で何が違うか?ということを考えてみると
色々あるだろうがやはりインターネットの進歩の存在が大きいと思う。
そこでインターネットの進歩によって何が変わったかというと
「誰でも頭が良い人が残した無数の賢い知識(ノウハウ)にアクセスが可能になった」という点だ。
つまり、何かを決定する際一人で一生懸命に長い時間かけて考えなくても検索エンジンからある程度の言葉を絞り込み、情報を手に入れることが可能になったことがビジネス(だけではないが)のスピード感を加速させたのだと思っている。
特に生まれた時からインターネットが手元で使えた世代にとってはある程度の知識、ノウハウはネットを使っているうちに無意識に見かけ、記憶されているのかもしれない。
世の中の一般的な問題なんて大体はすでに前に起こったことの繰り返しなので先人の知恵を簡単に借りることが出来る現在はとりあえず何かビジネスの決定をする際にその膨大なノウハウのデータベースからある程度の検索ワードで絞り込み仮設を建て、片っ端から試した方が仕事ができるということになるのだなと感じている。